連盟の果たすべき役割
府中市ダンススポーツ連盟会長 島田 和朋
会員の皆さま始め関係各位には日頃ご協力・ご支援をいただき厚くお礼申し上げます。
競技選手を含むダンス愛好家の高齢化により会員減少が指摘されて久しいのですが、今回の約2年間に及ぶコロナ禍が難局に一層の拍車をかけたと言っても過言ではありません。当連盟もこの間、すべての開催イベントや参加イベントが中止または延期となり対外的な活動ができない状況が続いてきました。ようやくコロナ感染が沈静化の兆しをみせ新年からは活動の再開が期待されているところです。
競技選手の引退、会員の退会が続出し、いくつかのサークルの解散がありました。連盟は解散するサークルの統合を図ると共に、サークルの集合体である連盟組織の見直しを進めております。サークル代弁者の役員構成を改め、専門部制により各種活動をきめ細かく掘りさげて検討する体制を整えました。
20年前はダンス年齢の中心層が40代から50代でしたが、現在は60~70代となっています。遠からず70代~80代になろうとしています。言い換えますとダンスブームを経験した年齢層が健康で体が動く限りダンスを続けてきた証(アカシ)ですが、一方で新規参入年齢層が減少ないしは消滅に近い状況になっています。他方でジュブナイル(11歳以下)、ジュニア(12~15歳)達が競技会などで真剣かつ楽しく10ダンスを踊っている姿を見るにつけ、我々が愛したダンスを子供達が引き継がないはずはないと勇気づけられます。ダンスブーム時には見られなかった現象です。
サークルはベテランの領域に達した会員が自分のダンスに没頭している結果、新規参加者にはあまりにも敷居が高くなりました。初心者講習会や初心者サークルも往年のようには見かけられなくなりました。またダンス愛好家は必ずしもレッスンサークルに所属するのでなく、ダンス活動の方法は多様化しています。地区連盟はジュニアとの繋がりも希薄です。JDSFに所属しているブレイクダンスがパリオリンピックの競技種目に決定されましたが、地区連盟との繋がりはできていません。全国的な会員減少は財政面で競技会運営やパーティー開催にも影響を与えています。
地区連盟は初心に戻りもう一度連盟の果たすべき役割を考えなければなりません。以前は会員拡大手段のルーテンであった初心者講習会の再開もその一つです。ブルースやジルバやスクエアルンバやマンボのリバイバルを計るのであれば、パーティーでそれらの曲で踊る仕掛けも必要になります。ダンススタジオの先生にも参加いただけるパーティスタイルを企画し、運命共同体であるプロ教室との連携も大事なことだと思います。デジタル化の促進、ホームページの充実もあります。精神面では実年齢の意識を体力年齢の意識に切り替える啓蒙もあります。
当連盟の重点活動である「新春ダンス」と「JDSF公認府中市競技大会」は継続してまいります。容易な道のりではありませんが、皆さんが健康で長くダンスを続け、ダンスが不滅で身近な存在であり続けるための方策を検討し、微力ながらも努力していきたいと思います。
皆様のご健勝をお祈りし、合わせて引き続きのご協力を切にお願い申し上げます。
府中市ダンススポーツ連盟の変遷と現状
府中市スポーツダンス協会時代
平成元年前後に大澤二郎氏が、綿貫利男氏および昭和61年6月に結成された「スポーツダンス府中」のサークルメンバーと共に府中スポーツダンス協会を立ち上げました。
大澤二郎氏、平林竹一氏、綿貫利男氏が会長を歴任し活動しました。
府中市スポーツダンス連合から府中市ダンススポーツ連盟へ
府中スポーツダンス協会時代の平成5年(1993)に発生した市や日本アマチュアダンス協会(JADA)への手続きをめぐる問題と役員辞任が起因となり、翌平成6年(1994)4月18日に府中市スポーツダンス連合として再編し、3サークル(スポーツダンス府中、NEC府中ダンス部、ダンスサークル シオン)により再スタートしました。同時にJADAに加盟しました。
同年6月26日府中市体育協会の仮加盟が認可されて、平成10年(1998)6月21日には正式加盟を果たしました。
JADAが平成11年(1999)2月に日本ダンススポーツ連盟に組織変更されましたので、府中市スポーツダンス連合は平成16年(2004)4月に府中市ダンススポーツ連盟に名称変更しました。
平成14年(2002)11月17日、19年(2007)5月27日、28年(2016)3月27日に、各々第8回、第13回、第23回東京多摩東ブロック大会を府中市総合体育館で開催しました。
歴代会長 | 氏名 | 在任期間 |
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初代 | 平林 竹一 | 平成 6年4月~平成16年3月 |
2代 | 綿貫 利男 | 平成16年4月~平成17年5月 |
3代 | 高橋 欣佑 | 平成17年6月~令和2年6月 |
4代 | 島田 和朋 | 令和2年7月~現在 |
2024年度の会員数
登録会員42名 登録選手23名
東京都ダンススポーツ連盟の派遣理事
平成24年5月から島田和朋氏が就任
特定非営利法人府中市体育協会理事
令和2年7月 松村信幸氏が就任しました
東京都スポーツ功労賞受賞
令和6年11月府中市ダンススポーツ連盟が受賞しました。
当連盟の現役員(令和6年11月10日現在)
役員 | 氏名 | 担当部 |
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名誉会長 | 平林 竹一 | 監査 |
会 長 | 島田 和朋 | 総括 |
副 会 長 | 松村 信幸 | ○競技 / IT / 登録 |
理 事 | 塩崎 博資 | ○ IT / 競技 / |
理 事 | 真鍋 耕子 | 事業 / (競技会申し込み) |
理 事 | 島村 光征 | ○普及・広報 |
理 事 | 大野 哲一 | ○事業 / 競技 |
理 事 | 山岡 啓子 | 総務 |
○部長